「コロナ禍、五輪どころではない」 福島で反対アピール

田中基之
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 東京オリンピック(五輪)の聖火リレーが始まった25日、福島県郡山市のJR郡山駅前では市民10人が原発事故の影響や、新型コロナ禍が続く中での五輪開催や聖火リレーに反対を訴えた。

 10人は正午から「放射能禍、コロナ禍、これ以上禍をおしつけるな」などと日本語と英語で書かれたプラカードを手に持ち、駅前の通りに横一列に並んだ。その後、マイクを持ち、「コロナ禍で福島だけでなく、日本も世界も五輪を開くどころではない」「何としても五輪を開催しようとする国や組織委員会の姿勢はおかしい。開催を中止すべきだ」などと訴えた。

 参加者の一人、郡山市のヘルパー黒田節子さん(70)は「けた違いのお金を五輪に費やすより、(原発事故による家賃支援が打ち切られた)自主避難者など本当に困っている人たちのために使うべきです」と話した。(田中基之)