元横綱鶴竜「気持ちの面が削れていった」 引退理由語る

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 大相撲で24日に現役を引退した元横綱鶴竜=モンゴル出身=が25日、師匠の陸奥親方(元大関霧島)とともに、オンラインで引退会見に臨んだ。一時は夏場所での再起を誓いながら、春場所中に引退を決断した理由について「もう一度土俵に上がるところを見せたかったが、気持ちの面が削れていった」と語った。今後は年寄「鶴竜」として、陸奥部屋で指導にあたる。

 1年前の春場所で皆勤して以降、度重なるけがの影響で休場が続き、横綱審議委員会から昨年11月場所後、引退勧告の次に重い「注意」決議を受けていた。

 「けがさえ治ればまだまだやれるという気持ちもあった」というが、進退をかける覚悟だった今場所前にまたもけがを負い、「けがが長引くとまた体が落ちてしまう。その辺で、気持ちが切れていってしまった」。7年にわたった横綱在位は、41場所。現役生活を終えた心境を「よくここまでやれたな、疲れたなと」とほっとした表情で語った。