老人ホーム暴行死、元職員に懲役8年判決 無罪認定せず

新屋絵理
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 勤務先の有料老人ホーム東京都品川区)に入居する男性(当時82)に暴行をし、死亡させたとして傷害致死の罪に問われた元介護職員・沢田(旧姓根本)智紀被告(29)に対する裁判員裁判の判決が25日、東京地裁(鈴木巧裁判長)であった。被告は無罪を主張したが、判決は同僚の証言などから被告の犯行と認定し、懲役8年(求刑・懲役10年)を言い渡した。

 判決によると、沢田被告は2019年4月、男性の背中や腹に暴行を加え、内臓などの損傷に伴う出血性ショックで死亡させた。判決は、被告が男性の部屋にいた時に「何すんだ」「やめろ」という声が聞こえたという同僚の証言などを重視。「入居者を保護すべき立場にもかかわらず、抵抗するすべのない男性を暴行し、強い非難に値する」と批判した。(新屋絵理)