VRゴーグルで雑談を 福岡のIT会社、全社員に支給

北川慧一
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 業務管理ソフト開発のヌーラボ(福岡市)は、VR(仮想現実)ゴーグルを3月中に約100人の社員全員に支給する。新型コロナ禍を機に在宅勤務を導入したが、課題となっていた社員間のコミュニケーションを促す狙い。

 今月25日に発表した。VR空間で自分の分身であるアバターを使い、会話を楽しめるソフトウェアなどを社員がそれぞれ導入し、VRゴーグルを活用する。ヌーラボは福岡のほか、東京と京都にオフィスがあり、現在の出社率は5%未満。従来はオフィスへの出社を義務付けていたが、昨年2月に撤廃した。

 業務上の会話はビデオ会議ツールでやり取りをしているが、職場にいるときのように気軽に雑談をする機会が減ったという。雑談から開発につながったソフトウェアもあるといい、橋本正徳・最高経営責任者(CEO)は「雑談によって社員同士のアイデアが結合することで、新たなアイデアにつなげて欲しい」と話す。

 VRをめぐっては、自動翻訳ソフト開発のロゼッタ(東京都)が昨秋に本社機能をVR空間に移転すると発表するなど利用が広がっている。(北川慧一)