法案ミス、厚労省でも 政府提出法案の4割、134カ所

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 政府が、今国会に提出したすべての法案を25日までにチェックし直した結果、新たに厚生労働省でもミスが見つかった。これによって法案を提出した全16府省庁61法案11条約のうち、13府省庁23法案1条約でミスがあったことになる。ミスは政府提出法案の4割に上り、菅義偉首相は25日の国会で「大変申し訳ない」と陳謝した。

 加藤勝信官房長官が25日の衆院議院運営委員会で報告した。内閣官房の説明によると、法律・条約の条文そのものに誤りがあったのが3法案1条約の12カ所、参考資料に誤りがあったのは22法案122カ所だった。加藤官房長官は「特に条文の誤りがあったという点について心からおわびをしたい」と陳謝した。その上で、原因の究明と再発防止のために「省庁横断のプロジェクトチームを作る」との考えを示した。

 厚労省が所管する感染症法の改正案では、新型コロナ対策のために積極的疫学調査の罰則を定めた条文で、「同条第六項」とすべきところを「同条第五項」と誤っていた。ただ、与野党の修正協議で罰則が削除されたため、この条文自体は2月に成立した改正感染症法には入っていない。

 政府側の報告を受けて、立憲民主党安住淳国対委員長は「明日以降については、通常の審議に戻りたい」として、衆院審議を再開する方針を示した。