新型コロナウイルス、新たに49人感染 1日で最多更新

新型コロナウイルス

鷲田智憲
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 山形県山形市は25日、新型コロナウイルスに幼児から90代の男女49人が新たに感染したと発表した。一日に感染が公表された人数では21日の31人を上回り過去最多。症状が重い人はいないという。県内の感染者数は今月だけで200人を超え、累計感染者数は752人になった。

 新規感染者の内訳は山形市21人、上山市9人、寒河江市6人、酒田市5人、東根市3人、村山市天童市、中山町、大江町、白鷹町が各1人。

 山形市で発生した介護施設のクラスター(感染者集団)については、感染者が2人増えて12人になった。また、県警によると山形市の感染者のうち「40代男性」は寒河江署の警察官だという。一方で20人は感染経路が分かっていない。

 県新型コロナワクチン接種総合企画課によると現時点で入院中が70人、宿泊療養者が34人、在宅療養者が21人、調整中の人が62人いる。直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は山形市で41・6人、村山地域では29・6人、県全域でも16・3人で、政府の4段階の基準で感染急増段階に当たるステージ3相当に達している。

 病床の占有率も高まっている。県が確保している新型コロナ患者専用の病床占有率は31・5%で、県立中央病院(山形市)では57・8%が埋まっているという。県健康福祉部の渡辺丈洋次長は「50%を超えてくると、医療従事者の負担は高まり赤信号だ」と話す。現在、病床を空けるため、早期に入院した患者が本来の退院基準を持たしていなくても早めに退院させ、在宅や宿泊療養に切り替える対応をしているという。

 この日、臨時の記者会見を開いた吉村美栄子知事は「医療提供態勢は危機的な状況に陥っている。医療の逼迫(ひっぱく)どころか医療崩壊が現実とならないよう感染防止対策に最大限協力してほしい」と呼びかけた。(鷲田智憲)

 職員1人が新型コロナウイルスに感染した山形済生病院(山形市)は25日までに、入院患者や職員計約1300人にPCR検査を実施した結果、全員陰性だったとして26日から通常診療を再開すると発表した。

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