高橋よしひろ氏、市のまんが美術館の名誉館長に就任へ

山谷勉
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 秋田県横手市は、市増田まんが美術館の名誉館長に4月1日から漫画家の高橋よしひろ氏(67)が就任すると発表した。1995年の開館時から矢口高雄氏が務めていたが、昨年11月に逝去した。今後は矢口氏を「初代名誉館長」として顕彰するという。

 高橋氏は東成瀬村出身で、72年に「下町弁慶」でデビューし、代表作に「白い戦士ヤマト」「銀牙―流れ星 銀―」などがあり、87年に小学館漫画賞を受賞している。今年が画業50周年。現在、一般財団法人増田まんが美術財団評議員。

 市によると、矢口氏とともに、美術館開館当初から漫画家や出版社を回り、収蔵の力添えをした。名誉館長は美術館の後押しをする存在で、信頼にもつながるという。

 高橋氏は「大変名誉なことでありがたく思います。矢口先生の遺志を継ぎ、その重責を果たしながら、まんが美術館の発展に寄与したい」とコメントしている。(山谷勉)

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