北朝鮮、再び「ミサイル外交」か 見計らった発射時期

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ワシントン=大島隆、ソウル=鈴木拓也、神谷毅
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 北朝鮮が25日朝、1年ぶりに弾道ミサイルを発射した。米バイデン政権は日韓を交えた北朝鮮政策の策定作業の大詰めを迎えている。北朝鮮ミサイル発射で米側の反応を探りつつ、米朝関係を主導するのは自分たちだと存在感を誇示しているとみられる。

 ミサイル発射を受け、米インド太平洋軍は声明を発表し、「我々は状況を注視し、同盟国・友好国と緊密に協議をしていく」としたうえで、「今回の活動は、北朝鮮の不法な兵器計画が近隣諸国や国際社会に与える脅威を浮き彫りにした」と強調した。

 日本政府は25日朝の発射後まもなく、ミサイルの種類を弾道弾と断定。菅義偉首相は記者団に対し、今回の発射は国連決議違反だと非難した。政府は中国・北京の大使館ルートで北朝鮮に抗議した。

 韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領はミサイル発射後に開かれた国家安全保障会議(NSC)に出席せず、北朝鮮への非難や抗議を避けて「深い憂慮」の表明にとどめた。韓国大統領府は「ミサイルの詳細は韓米間の緊密な協力を通じて分析する」とした。弾道ミサイルの発射であれば国連安保理決議違反で、北朝鮮への批判を避けられないからだ。

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