ライバルに快勝の森保一監督 巨人・原監督から得た学び

有料会員記事

吉田純哉
[PR]

 1年ほど前、日本代表の森保一監督は1冊の本を手にとった。ネット通販で購入したのは、プロ野球巨人の原辰徳監督の著書「原点」だ。

 コロナ禍で世界のサッカーが止まり、代表選考のために海外組の映像をチェックする作業もなくなった。予期せぬ時間が生まれ、改めてチームマネジメントに思いを巡らせた。頭に浮かんだのが原監督だった。巨人への注目度はサッカーの日本代表に近いと知人から聞いていた。「重圧のなかで結果を残している」。交遊はなくても同じ指揮官として興味を抱いていた。

 2日間かけて読破した著書には「うまい選手はいらない、強い選手がほしい」という一文が記されていた。「まさにそうだな」。代表選手には技術よりも何よりも、球際で戦う姿勢の大切さを説いてきた。

 時計の針は緩やかに動き出し、この日は2019年11月以来となる国内での代表戦が実現した。相手は国際親善試合では10年ぶりとなる長年のライバル、韓国だ。ボールを奪い合う気持ちの「強さ」が試される一戦で、ベストメンバーを送り出した。

選んだメンバー、気迫で流れつかむ

 試合開始からすぐ、30歳の…

この記事は有料会員記事です。残り342文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら