銃口は子どもにも 抵抗にいらだつ国軍、過激さ増す暴力

有料会員記事

福山亜希、乗京真知、貝瀬秋彦=バンコク、安倍龍太郎
【動画】ミャンマーで、クーデターを起こした軍に対する市民の抗議デモが続いています。国軍が弾圧を強めても、デモが続く理由は何か。現地記者の報告とともに背景を動画で解説します。
[PR]

 クーデターで権力を握ったミャンマー国軍が、抗議する市民への弾圧を強めている。暴力はデモに参加した人以外にも及び、7歳の少女までも犠牲になった。国軍が重視する「国軍記念日」が27日に迫っていることへの焦りがあるとみられるが、市民は抵抗を続ける構えだ。

 「次の巡回でも路上にバリケードがあったら、我々は無差別に撃つ」。今月中旬、最大都市ヤンゴンや第2の都市マンダレーで、治安部隊が拡声機で住民を脅し、これらの映像がSNSで拡散した。バリケードは抗議デモの参加者が、軍車両の進入などを防ぐために各地に設けているものだ。

 国軍に抵抗する市民への治安部隊の対応は、激しさを増す一方だ。当初はデモ隊に放水や催涙ガスで対処していたが、すぐにゴム弾や実弾を使うようになり、犠牲者が急増。最近はデモ参加者ではない市民への暴力も目立つ。

監視カメラ破壊、市民に恐怖心植え付け

 通りを走るバイクがいきなり発砲され、客待ち中のタクシー運転手も突然、撃たれた。道を歩く市民が集団で暴行されるケースもある。住宅街にとまった車をブルドーザーで次々と破壊したり、商店の監視カメラを壊した後、兵士らが商品を略奪したりする映像も出回っている。

 銃口は子どもにも向けられて…

この記事は有料会員記事です。残り1487文字有料会員になると続きをお読みいただけます。