羽生結弦「心動くきっかけになって」 東北に届けたSP

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岩佐友
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 フィギュアスケート世界選手権の第2日は25日、スウェーデン・ストックホルムで、男子ショートプログラム(SP)があり、羽生結弦(ANA)は106・98点で首位に立った。

 会場には、いつものように背中を押してくれる観客の拍手や声援はない。それでも羽生は遠き日本の、そして東北の人々やファンを思い、リンクに上がった。

 「このプログラムを通して、何か心が動くきっかけになればいい」

 曲は「レット・ミー・エンターテイン・ユー」。日本語の意味は「楽しませてあげる」。腕を組んだポーズからスタート。アップテンポなロックに乗り、激しく舞った。冒頭の4回転サルコー、4回転―3回転の連続トーループを成功。後半のトリプルアクセル(3回転半)は高さがあった。リンクサイドにいたブライアン・オーサー・コーチも跳び上がって喜ぶ出来栄え。演技を終え、得点を見た羽生は満足げにうなずいた。

 大会前のオンライン取材で、羽生は2年ぶりの世界選手権について、「結果結果という感じではあまりない」と淡々と語った。大会2連覇中のネーサン・チェン(米)へのライバル心を問われても、言葉少なだった。そんな中で、時間を割いて熱く語ったことがある。東日本大震災から10年を迎えての思いだ。

 「僕はスケートのことでいろ…

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