三菱航空機本社、経費削減で空港から移転 SJ開発中断

初見翔
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 国産ジェット旅客機「スペースジェット(SJ、旧MRJ)」の開発を中断している三菱航空機愛知県豊山町)は、3月末で本社を県営名古屋空港(同)から移転する。経費削減の一環で、空港の隣にある、親会社・三菱重工業の小牧南工場に移転する。

 三菱重工はコロナ禍の業績悪化などを受け、SJ関連の費用を今後3年間で従来の20分の1に絞る計画。三菱航空機は最大2千人ほどいた従業員を200人以下へ減らしている。移転することで、空港を管理する愛知県に支払っている賃料を削減できる。

 同社は開発の本格化に伴い2015年1月、当時は名古屋市港区三菱重工工場内にあった本社を県営名古屋空港に移した。愛知県の担当者は本社退去後のスペースについて「できれば戻ってきてほしいが、他の手段も含めて活用方法を検討する」としている。(初見翔)