注射されてうれしかったことは #コロナを生きる言葉集

新型コロナウイルス

ボーヌラロランド=疋田多揚
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コロナを生きる言葉集

 注射されてこんなにうれしかったことはないよ。(フランスの地方に暮らすジャン・バリエさん)

 今月4日、フランス中部のボーヌラロランド村に10本の新型コロナワクチン瓶を載せた「接種トラック」が到着した。接種会場から遠い村に暮らす高齢者のため、地元の自治体が独自に用意した。

 米ファイザー製ワクチンを接種後、90歳のバリエさんは「痛くなかった。インフルエンザワクチンみたいなもの」とほほえんだ。

 この日接種できた人は60人。村から最寄りの接種会場までは20キロ。そこへいたるバスは1日2本。足が悪くて杖をつき、耳が遠いバリエさんが運転するのはせいぜい10キロほど。自宅にパソコンもなく、昨年末に始まった国の接種キャンペーンからは取り残されていた。

 バリエさんは優先接種対象に選ばれたが、妻(80)は漏れた。ワクチン不足から、村に次のトラックが来るのは4月1日になる。(ボーヌラロランド=疋田多揚)

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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