未来をつくるのは分断でなく #コロナを生きる言葉集

新型コロナウイルス

河原田慎一
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コロナを生きる言葉集

コロナ危機は、我々の生き方を見直させた。未来をつくるのは分断でなく、団結だ(ローマ教皇フランシスコ)(河原田慎一)

 全世界が新型コロナの影響を受けている中、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(84)が外国訪問先に選んだのは、紛争やテロがいまだ終わらない中東のイラクだった。

 3月5日、歴代ローマ教皇として初めてバグダッドに降り立ったフランシスコ教皇は、最初の演説で、すべての人々にワクチンが平等に行き渡ることが必要だとした上で、コロナ危機が「私たちの生き方や、存在意義を考え直させている」と指摘。危機から抜け出すには「分断ではなく、団結して未来をつくることだ」と訴えた。

 「分断ではなく団結」のキーワードは、異なる宗教と民族が混在するイラクで発信するからこそ生きる。教皇はそう考えたようだ。

 イラクでは治安が不安定化するなかで、異なる宗教や民族の集団間での争いが激化した。だが、違いを理解しながら同じ人間としてお互いを見れば、将来の世代により良い世界を残すために踏み出せる。イラクが何千年も多様性を持ち続けたことは貴重な資源であり、「調和の取れた社会」を世界に示せるはずだ。イラクをそう励ました教皇は同時に、コロナに向き合う私たちにも、相互理解の大切さを訴えている。

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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