使途不明の1.5億円、首相「書類が返還され次第…」 

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 菅義偉首相は26日、2019年7月の参院選広島選挙区をめぐり、公職選挙法違反(加重買収など)の罪に問われた元法相の河井克行被告について「法相の経験者についての刑事裁判が行われていることは残念であり、国民の政治不信を招いた批判があることは重く受け止めている」と述べた。

 共産党の山添拓氏の質問に答えた。事件をめぐっては、自民党本部から計1億5千万円が提供されたことが明らかになっているが、使途は不明のままだ。この点について首相は「現在、検察当局に押収されている関係書類が返還され次第、党の公認会計士が内規に照らして監査を行い、しっかりチェックすることになっている」と従来の答弁を繰り返した。

 「なぜ書類は押収されたままなのか」との山添氏の質問に対しては、「裁判中だからと思う」と答弁。菅首相は「いま裁判中であり、私から何か申し上げることは控えるべきだと思う」と述べた。

 参院予算委の締めくくり質疑は終了した。