気候変動対策の有識者会議 新たな削減目標も議論

戸田政考
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 政府は26日、気候変動対策を推進するための有識者会議を設けると発表した。温室効果ガス排出量を2050年に「実質ゼロ」にする目標の実現に向け、菅義偉首相小泉進次郎気候変動担当相らが出席し、専門家や産業界などから幅広く意見を聞く。30年の新たな削減目標についても議論する。31日に初会合を開く。

 4月下旬の米国主催の気候変動サミット、11月に英国である気候変動枠組み条約締約国会議(COP26)など一連の会議を見据え、経済、環境、国際発信などの観点で分野横断的に議論する。メンバーは、東京大の高村ゆかり教授、石井菜穂子教授、経団連の中西宏明会長、ソニーの吉田憲一郎社長ら計10人。

 30年の削減目標は「50年実質ゼロ」を掲げる前に定めた現在の「13年度比26%減」から上積みが求められており、政府はCOP26までに新たな目標を決めるとしている。加藤勝信官房長官は「国際社会に示す時期も当然議論していかなければならない」と述べた。(戸田政考)