医療機関ほど光は当たらないが #コロナを生きる言葉集

新型コロナウイルス

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 医療機関ほど光も当たらないが、感染者や自分を責めない環境に(日本介護クラフトユニオン会長・染川朗さん)

#コロナを生きる言葉集

 介護従事者は、感染すると重症化しやすい高齢者のケアをしながら、自らも感染の不安と向かい合う緊張の日々を強いられている。

 染川朗さん(56)は、そんな介護従事者約8万5千人が加入する労働組合・日本介護クラフトユニオンの会長を務める。これまで420人以上の組合員が新型コロナに感染した。感染の不安からうつ病を発症した人や、新型コロナから回復しても心的外傷後ストレス障害(PTSD)になる人も出ている。コロナが原因とは一概には言い切れないものの、組合員の自殺も例年と比べると倍増しているという。

 染川さんは「介護職の人は『これぐらいなら』と我慢してしまう傾向が強い」と話す。組合員からは「施設内で感染を広げてしまった」と、自らを責める声も寄せられる。

 高齢者施設でのクラスターの発生数は医療機関よりも多い。にもかかわらず、医療機関に比べると多くの施設では感染を防ぐ設備や装備が十分ではなく、行政などの支援も手厚いとはいえない。感染者が出ても、仲間の職員や自分自身を責めずに働ける環境をどうつくっていけばいいのか。組合員の声を聴きながら、思いをめぐらせている。

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 誰もが経験したことのない日々が続いています。様々な立場、場面の言葉を集めます。明日に向かうための「#コロナを生きる言葉集」。

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