海外アーティスト招聘を断念 今年8月予定のフジロック

定塚遼
[PR]

 毎年多くの世界的ミュージシャンが来日する、日本を代表する野外音楽フェス「フジロック・フェスティバル」は26日、新型コロナの影響で、今年8月に新潟県で開催を予定している同フェスへの海外ミュージシャンの招聘(しょうへい)を断念すると発表した。20年以上続く同フェスで初となる国内ミュージシャンのみでの開催を目指す。

 今年は8月20~22日に開催を予定している。主催者によると、観客数を減らすなどの新型コロナ対策を講じ、開催を目指すという。

 昨年はジャクソン・ブラウンやザ・ストロークス、テーム・インパラといった海外ミュージシャンが参加を予定していたが、開催を断念し、今夏への延期を決めていた。

 1997年に始まったフジロックは、日本のロックフェスティバルの先駆的存在で、過去にはボブ・ディランやニール・ヤング、エミネムなどが登場するなど、豪華な世界的ミュージシャンが多数参加することで知られる。一昨年は3日間で13万人を動員した。

 第1回からフジロックを主催してきた、スマッシュの日高正博代表のコメントは以下の通り。

         ◇         

 今年のフジロックを楽しみにしてくれている皆さんへのメッセージです。いつもフジロックを応援してくれている人たち、そして去年からこのバカ高いチケットを持っていてくれる人たち、本当に有難(ありがと)う。

 君たちによってフジロックが支えられていることを本当に感謝しています。

 去年約束したように、今年は去年の分も含めた2年分のエネルギーで、苗場で楽しめるように進めていきます。でもコロナウイルスの影響はまだ収まった訳ではありません。

 どうしたら、またどの様にすれば開催できるのかと思案し続けています。

 海外からのアーティストの出演を断念。

 感染予防のガイダンスに従い観客数を減らす。

 徹底した感染症対策。スタッフはもちろん、来てくれる皆さんの協力が絶対に必要になる。

 これが出した結論です。

 今年は日本の素晴らしいアーティストとともに、苗場という森と清流に恵まれた大自然の中でコロナ禍の中で開催する「特別なフジロック」を創っていこうと思います。

 自然の中で音楽を体験することを、また楽しんでいただけるよう一層の努力をしていきたいと思います。

 こんな時だからこそ、フジロックでみんなと少しでも勇気と元気を分かち合えたらいいなと思います。苗場でみんなと会えるのを楽しみにしています!

 それまで皆さん、くれぐれも体に気をつけてください。

 最後に、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、闘病されている方々に心よりお見舞い申し上げます。また、医療従事者をはじめ、最前線で対策に携わっておられる方々に敬意を表します。(定塚遼)