JR北海道・四国、再建へ険しい道のり 財政支援継続へ

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長崎潤一郎、神山純一
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 JR北海道JR四国への財政支援を続けるための「国鉄清算事業団債務等処理法」の改正法が26日、参院本会議で可決、成立した。支援額は、これまでより手厚い総額2300億円超に及ぶ。政府はその代わりに、経営再建に早くめどをつけるよう迫るが、新型コロナウイルスの影響もあり、道のりは険しい。

 今回の改正で、2030年度まで国の財政支援ができることになり、当面はJR北海道に3年間で1302億円、JR四国に5年間で1025億円の支援を行う。具体的には、青函トンネルや本四連絡橋の修繕費の助成金を出すほか、増資にも応じて設備投資の資金を提供する。それ以降の支援内容は、再建の進み具合をみながら改めて検討する。

 政府は今回、手厚い支援の代わりに、抜本的な改革で経営を改善させるよう求めているが、構造的な赤字体質を改めるのは容易ではない。

 JR北海道の20年3月時点の営業路線は計2448・1キロ。全国の大手私鉄16社の路線網の8割超に相当する長大路線を抱える。19年度の線区別収支は全23区間が赤字。赤字額は計551億円で過去最悪を更新した。

 JR北海道は営業路線のほぼ…

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