講演で「原発触れぬ」 脱原発持論の自民議員、反発受け

野平悠一、片田貴也
[PR]

 「脱原発」をテーマにした自著の出版を記念し、水戸市内で講演する予定だった自民党の秋本真利衆院議員=千葉9区=に対し、同党茨城県連が講演の辞退を求めていた問題で、秋本氏が「講演で原発のことには触れない」との趣旨の文書を県連宛てに提出していたことがわかった。

 講演は、秋本氏の著書「自民党発!『原発のない国へ』宣言」の出版を記念し、市民グループや野党系を含む地方議員らの実行委員会が企画。自民県連幹部が12日、党本部に二階俊博幹事長を訪ね、秋本氏に講演の辞退を促すことや、従わない場合は、処分を検討するよう要請していた。

 県連幹部らによると、西條昌良県連幹事長宛てに、秋本氏から講演で原発について話題にしないとの趣旨の文書が3月中旬に届いたという。28日の講演当日は、再生可能エネルギーの推進について語るという。

 茨城県では水戸地裁が18日、東海第二原発東海村)の運転差し止めを命じる判決を言い渡したばかり。県連幹部の一人は取材に、「原発に関しては微妙な時期」としつつ、「内容の問題ではなく、他党の議員も関係した講演に来るのに県連に全く連絡がないことがおかしい」と主張している。(野平悠一、片田貴也)