羽生vs鍵山vsチェン カギは4回転の数と質の違い

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岩佐友
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 フィギュアスケートの世界選手権は27日、スウェーデン・ストックホルムで男子フリーが行われる。SP(ショートプログラム)首位の羽生結弦(ANA)、SP2位の鍵山優真(星槎国際高横浜)、SP3位のネーサン・チェン(米)らが頂点を争う。

 男子の優勝争いは事実上、3人に絞られた。カギとなるのは、フリーに入れる4回転ジャンプの本数と質だ。

 4年ぶりの王座奪還を目指すSP首位の羽生は4本、初出場初優勝をかける2位の鍵山は3本を予定。3位から逆転の3連覇を狙うチェンは5本を跳ぶ力がある。羽生と鍵山との差は6・02点、チェンとの差は8・13点。一つのミスで、順位は入れ替わる可能性がある。

 羽生は25日のSP後、「内容自体には満足。もっと良くできたところはあるが、曲自体が持っているエナジーを出し切れたかなと思う」と振り返った。冒頭の2種類の4回転ジャンプを成功させると、後半のトリプルアクセル(3回転半)は出来栄え点(GOE)で3・54点の加点を引き出した。昨年末の全日本選手権で規定を満たさず無得点とされた足換えシットスピンも最高評価のレベル4を獲得。演技構成点もトップの47・96点と、五輪連覇の力を見せつけた。

 鍵山は自己ベストを10点近く更新し、「やった!」と何度も喜びをあらわにした。冒頭の4回転サルコー―3回転トーループを始め、三つのジャンプ要素を成功。スピン、ステップもすべてレベル4だった。「ノーミスで演技することを一番の目標にしてきた。そこに100点という点数がついてきたので、すごくうれしい。出し切れた」という納得のSPだった。

 一方、チェンにはミスがあった。冒頭の4回転ルッツで転倒。さらにスピンの一つがレベル2と振るわなかった。「出だしで大きなミスが出てしまって残念」。ただ、後半の連続ジャンプを、当初の予定より難しい4回転フリップを跳ぶものに急きょ変更し、成功。上位との点差を少なくして3位に踏みとどまった。「ミスは起こるもの。学ぶ機会を得られた」と前向きだった。

 フリーの滑走はチェン、鍵山、羽生の順番。注目は最初に滑るチェンの4回転ジャンプだ。

 チェンは1月の全米選手権と…

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