冷たいバブルの下、「攻め」の投資に走る僕らの世代

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聞き手・中島鉄郎
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 「バブルの時代は熱かったなぁ……」。親世代から聞かされる約30年前のそんな思い出とは異なり、コロナ禍で広がるいまのバブルは何だか「冷たい」ようです。投資に熱心な若い世代は、二つのバブルの落差をどう感じているのか。大学生の投資サークルの連合組織である「学生投資連合(USIC)」副代表の都築金龍さん(20)に聞きました。

                   

――「学生投資連合」はどんな団体ですか。

 「大学生の金融リテラシーを高めることを目的に24大学の投資サークルが参加し、会員は660人ほどいます」

「女子高生株塾」が、投資の教科書だった

 ――投資歴は約8年とのことですが。

 「中1の頃に、父に『株をやってみないか』と誘われ、約30万円ほどの資金を貸してもらいました。まず金融商品を扱う雑誌の連載をまとめた『女子高生株塾』という本を買いました。すごくわかりやすい内容でした。それから、チャートの見方やテクニカル分析の方法などを自分で少しずつ学んでいきました。最初にやったのはネット株だったかな」

写真・図版
学生投資連合副代表の都築金龍さん

 ――お父さんが、株式投資を勧めた動機は何だったのでしょう?

 「何ごとも早くから経験させたい、ということだったと思います。経験を積めばいろいろな知識を蓄えられるから。ピアノや将棋を習わせたり、塾へ行かせたりといった習い事と同じ感覚だったのでしょうね」

 ――運用でいい成績は出ましたか?

 「いやいや、そんなもんで簡単にはもうからないですよ。投資というのは難しいです。でも、時代のトレンドを先読みし、資金を投下してリターンを狙うという作業が、自分の考えで、すべてできるから楽しいです」

 ――いまは、何に投資していますか?

 「現物株のほか、株先物オプションとか、仮想通貨(暗号資産)、NISA(少額投資非課税制度)、あとはCFD(差金決済取引)といったところです」

 ――「投資」について、友達や同級生はどんな反応ですか。

 「投資や株や暗号資産にからんで詐欺事件なども起きているし、危ないというイメージが先に立つ人もいます。ただ、『株を教えてよ』『ビットコインってどうなの』と興味を持って聞いてくる人も多いですね」

将来が見通せないから、自分の才覚で稼ぎたい

 ――若者が投資に興味を持つのは、将来の経済的な不安からなんでしょうか。

 「確かにそれもあるでしょう…

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