八ツ場ダムで移転 長野原町第一小、111年の歴史に幕

柳沼広幸
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 八ツ場(やんば)ダム群馬県長野原町)の建設で水没地から高台に移転した町立第一小学校(木檜(こぐれ)徳子校長、児童数15人)で26日、閉校記念式が開かれ、111年の歴史に幕を下ろした。4月からは町立中央小学校と統合される。

 24日に卒業した竹内歌月(かづき)君(12)が児童を代表し、入学時は11人いた同級生が転校などで6人になったが、ビオトープなどで楽しく遊んだ思い出などを披露。「今日で閉校します。たくさんの人に支えていただき、ありがとうございました」と感謝の言葉を述べ、黒岩泉吹(いぶき)君(12)が校旗を萩原睦男町長に返納して第一小は役目を終えた。

 1909(明治42)年に長野原尋常高等小学校第一分教場として開校し、54(昭和29)年に独立。ダム問題に揺れてきた住民とともに歩んだが、ダムに沈むことになり、2002年に体育館や屋内プールも備えた近代的な校舎に移転した。

 閉校で空いた校舎などの活用策をめぐり、萩原町長は「地域のためにどう活用したらいいのか。できるだけ早く方向性を示したい」と話している。(柳沼広幸)