照ノ富士10勝、大関ほぼ手中 優勝争いの主役にも浮上

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 大相撲春場所(東京・国技館)13日目の26日、首位から1差以内に7人がひしめく混戦に。ただ一人2敗だった高安が平幕若隆景に敗れ、大関正代を圧倒した関脇照ノ富士が追いついた。大関復帰の目安に前日到達した照ノ富士は大きな10勝目を手にした。4敗は、朝乃山との大関対決を制した貴景勝ら5人。

 3敗 照ノ富士高安

 4敗 朝乃山貴景勝、若隆景、碧山、英乃海

照ノ富士「目標を達成できてよかった」

 照ノ富士が大関復帰をほぼ手中にした。昇進の目安とされる「直近3場所を三役で計33勝」に前日到達し、この日は大関正代を一蹴して10勝目。藤島審判長(元大関武双山)は「強い。大きな白星だと思います」と称賛した。

 15日制が定着した1949年夏場所以降の成績をもとに大関に昇進した延べ72人で、直前場所で1桁勝利にとどまった力士はいない。三役で3場所連続10勝以上としたこの日の取組後、照ノ富士は「やっぱり2桁に乗せておかないと、と思っていた。目標を達成できてよかった」。

 優勝争いについては「明日の一番に集中してやるだけです」と冷静に話した。

 ○貴景勝 朝乃山との熱戦を制す。「きょうが初日、という気持ちでやりました。明日の相撲を一生懸命やりたい」

 ●正代 「(照ノ富士の立ち合いが)想像よりも速く感じた」と完敗を認める。

 ○北勝富士 勝ち越し。場所中に長男が誕生し、「奥さんも子どもも頑張ってくれたんで、僕も頑張りたかった」と笑顔。

 ○明瀬山 2場所連続勝ち越しにあと1勝。「疲れてますけど、あと2日なので頑張れそうです」

 □剣翔 不戦勝で勝ち越し。「運も味方につけているのかな。うれしい気持ち半分、複雑な気持ちもあります」

 ○若隆景 7連勝。「下から上という意識で攻められたのがよかった。一日一番、自分の相撲をとれている」

 ○幕下・阿炎 出場停止から復帰し、全勝優勝。「今場所は相撲をとれる喜びを学ばせてもらった場所でもある」