「変化を感じた」「心配も」 羽生結弦の元コーチが語る

有料会員記事

[PR]

 羽生結弦には小さい頃からスケートだけではなく、陸上トレーニング、体作りの大切さを伝えてきました。

 私は、羽生はもう少し体幹を強くするトレーニングを入れた方が良いかなと思っていたのですが、今回、体操や陸上の練習を取り入れているということを聞いて、しっかり考えてきたなと思いました。彼はそういう判断ができる選手です。

都築章一郎

羽生結弦さんを指導した経験を持つフィギュアスケートのコーチ

 私の教え子で、陸上練習をしっかり取り入れて育ったのが佐野稔さんです。軽井沢浅間山を走るトレーニングをしていました。その成果もあって、1977年世界選手権で日本勢初の銅メダリストになり、不可能と言われていたことを可能にしました。そういう経験を、羽生には教えていたのです。

 羽生は筋肉を太くすることは意識的に避けていました。では、どうすれば自分を強くする練習ができるか。自分の中でいろいろなものを吸収して、新しいトレーニング方法を身につけたのでしょう。世界選手権のSPを見て変化を感じました。4回転を2本入れて、あれだけ踊って滑って演技をする。想像もできないトレーニングをしてきたと思います。

 回避することを決めたクワッドアクセル(4回転半)は、本人はやりたかったと思います。北京五輪でやるためには今大会でやっておきたかったでしょう。葛藤があったと思います。

 フリーも楽しみにしています。半面、少し心配もしています。一人で練習をしてきたのですから。羽生の持っている力を出し切ってほしい。それができれば、結果は付いてくると信じています。

フィギュアスケートコーチ)…

この記事は有料会員記事です。残り0文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
フィギュアスケート特集

フィギュアスケート特集

女子は若手の台頭が目立った今季のフィギュアスケートを振り返ります[記事一覧へ]