盗塁見抜いた広島新庄の瀬尾 「次の1戦」できたが反省

高岡佐也子
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(27日、第93回選抜高校野球大会2回戦 智弁学園5―2広島新庄)

 広島新庄の3番・遊撃手の瀬尾秀太(3年)は、甲子園の舞台で収穫と課題を持ち帰った。

 二回に1点を先行した直後の守備。1死二塁とされ、遊撃の守備位置から二塁走者のリードが大きいことにすぐ気づいた。先発のエース花田にサインで伝え、牽制(けんせい)アウト。そのまま打者3人に抑え、波に乗れるはずだった。

 だが、1点リードで迎えた三回の守備。2死一、三塁で三遊間に速い打球が飛んできた。うまくつかんだが、二塁への送球が乱れる。その間に1点を失い、一塁走者に三塁まで進まれた(記録は内野安打と悪送球)。

 さらにその後、後方へフラフラと上がった飛球に飛びついたが、球はグラブをかすめて中前にポトリ。記録は安打だったが、失点を重ねてしまった。

 昨夏の交流試合で、先輩たちにまじって甲子園の土を踏んだ。天理(奈良)に4―2で勝って喜びを分かち合ったが、試合はそれきり。「勝って次がなかった先輩たちの分も」と、チームで取り組む守備の強化に汗を流してきた。

 4点を追う八回には、2死一、二塁から中前適時打を放ち、意地を見せた。

 先輩たちが果たせなかった「次の1戦」。挑むことはできたが、二つ目の勝利を手にすることはできなかった。試合を終え、「送球は自分の課題だった。その悪いところが出てしまい、実力不足を感じた。克服して夏に戻りたい」と誓った。高岡佐也子