軍を非難、涙のミャンマー国連大使 読まなかった声明案

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聞き手・ニューヨーク=藤原学思
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 クーデターを起こしたミャンマー国軍を国連総会で非難した同国のチョーモートゥン国連大使が26日、朝日新聞のオンライン取材に応じた。

 声を震わせ、目に涙を浮かべながら国際社会に訴えたあの日、どのような心境だったのか。国軍側から一方的に解任を言い渡され、大逆罪で訴追されたことをどう受け止めているのか。日本には何を期待するのか。ミャンマーは今後、どうなるのか――。様々な思いを語った。

 国軍はチョーモートゥン氏の解任を発表した後、次席大使を臨時の代理大使に据えようとしたが、その次席大使が辞任。チョーモートゥン氏が現在も大使を務めている。

 大使の主な発言は以下の通り。

         ◇

 私はいま、ニューヨークの大使公邸にいます。一緒に暮らしているのは妻と娘、息子です。ニューヨークには民主化運動の支援者がいることもあり、それほど心配はしていませんが、警戒はしています。大逆罪で(17日に)訴追をされていますから。軍事クーデター(後の国軍支配の体制)が終わるまでは、ミャンマーに帰ることは難しいでしょう。

 私は1993年に外務省に入りました。当時はまだ軍政下でしたが、親戚に国軍関係者がいるわけではありません。国軍と個人的なつながりもありません。クーデターが起きるまでは特段、国軍に対して良い感情も、悪い感情も持っていませんでした。

 2月26日、国連総会で声明を読み上げました。CRPH(国民民主連盟=NLD=の議員らがつくった「連邦議会代表委員会」)から託されたメッセージを盛り込み、自分の言葉も伝えました。

 ただ、実はもう一つの声明案…

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