第2回世界の寄港地を先回り いまは電話、欠かさぬ愛の言葉

有料会員記事

湯川うらら
[PR]

 「大西洋のハワイ」と呼ばれるスペイン領カナリア諸島は、本国から南南西へ1千キロ超の西アフリカ沖に浮かぶ。主要島の一つ、グラン・カナリア島はリゾート地として知られる。

 島の中心都市、ラス・パルマスに住む刈谷マリアさん(62)は、高知県室戸市のマグロ漁師と結婚し、今年で19年目を迎えた。

 スペイン北西部のアストゥリアスで暮らしていたが、19歳のとき、グラン・カナリア島へ渡った。長男を連れて暴力をふるう前の夫から逃げた。所持金はわずか。保険の営業やタイピストなど職を転々とし、子どもを育てた。

 ラス・パルマスに駐在する日本鰹鮪漁業協同組合連合会(現・日本かつお・まぐろ漁業協同組合)の代理店で、日本語の通訳として働くことになった。

 そこで後に夫になる善一さん(72)と出会う。ラス・パルマスは日本のマグロ漁船の補給地の一つだった。

大西洋の島で、苦労を重ねてきたマリアさん。そこへ入港してきた善一さんと運命的な出会いを果たします。情熱的なマリアさんの愛の行方は。

 善一さんは18歳から船に乗…

この記事は有料会員記事です。残り1159文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【10/25まで】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

連載マグロ漁師の花嫁 1万キロの恋(全4回)

この連載の一覧を見る