ミャンマーの不服従運動、22年のノーベル平和賞に推薦

バンコク=乗京真知
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 ミャンマーでクーデターを起こした国軍に対する市民の「不服従運動」が、2022年のノーベル平和賞候補に推薦されたと、AFP通信が26日に伝えた。

 推薦者の一人のオスロ大教授は、AFP通信の取材に「非暴力で行われている不服従運動は、ミャンマーの民主主義にとって重要」と指摘し、「この運動が成功すれば、ミャンマー以外にも影響を与え、民主主義が当局に抑え込まれている場所での運動を呼び起こすことになる」と語った。

 21年のノーベル賞の推薦は1月に締め切られているため、不服従運動は22年の候補として選考される。

 ミャンマーでは2月1日に国軍がクーデターで権力を掌握し、ノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー国家顧問らを拘束。市民の間では国軍への抵抗の意思を示すため、職務を放棄したり抗議デモに参加したりする不服従運動が広がっている。

 一方の国軍は、不服従運動に参加する市民への弾圧を強化。現地の人権団体「政治犯支援協会」によると、国軍による実弾発射などで26日までに328人が殺害されたという。(バンコク=乗京真知)