照ノ富士が3度目V、大関に返り咲きへ 大相撲春場所

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 大相撲春場所(東京・国技館千秋楽の28日、関脇照ノ富士(29)=モンゴル出身、伊勢ケ浜部屋=が12勝目(3敗)を挙げ、4場所ぶり3度目の優勝を果たした。日本相撲協会の審判部が、昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱北勝海)へ要請し、了承された。31日の理事会と番付編成会議を経て正式決定する。両ひざのけがや病気で2017年九州場所に失った大関の地位への返り咲きとなる。

 照ノ富士は今場所10日目終了時点で先頭の小結高安を2勝差で追う展開だったが、13日目に並び、14日目で単独首位に立った。千秋楽で大関貴景勝を破り、賜杯(しはい)にたどり着いた。

 また、この日の白星で、小結以上で臨んだここ3場所の合計勝ち星は「36」に。大関昇進の目安とされる「直近3場所を三役で計33勝」を大きく上回った。

 2場所連続負け越しで大関の地位を手放しても、関脇で臨む翌場所で10勝すれば戻れる現行制度になった1969年名古屋場所以降で、この特例を使わずに再び大関になったのは77年初場所後の魁傑だけ。魁傑は西前頭6枚目から復帰したから、一時は序二段まで落ちた照ノ富士が復帰すれば、「史上最大のカムバック」となる。