秋元議員、検察側と全面対決へ IR汚職事件など初公判

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 カジノを含む統合型リゾート(IR)事業の汚職事件をめぐり、収賄と組織犯罪処罰法違反(証人買収)の罪に問われた衆院議員の秋元司被告(49)の初公判が29日、東京地裁で開かれる。秋元議員は「現金は受け取っていない。うその証言も頼んでいない」と無罪を主張する。贈賄側と証人買収を実行した支援者らの有罪が確定したなかで、検察側と全面対決となる。

 秋元議員は、中国企業側から現金などを受け取ったとして2019年12月に逮捕された。その後の保釈中、現金の報酬を見返りに贈賄側に裁判でうその証言をするよう働きかけたとして20年8月に再び逮捕され、いまも勾留が続いている。

 収賄事件で検察側は、賄賂は総額約760万円とみる。シンポジウムの講演料名目で200万円、衆院解散当日に300万円のほか、中国企業本社の視察旅行や北海道旅行の代金約260万円の支払いも受けていたとする。IR関連法案の進捗(しんちょく)を同社側に伝え、同社側が要望した飛行場建設の検討を国土交通省などに指示したとも主張する。

 さらに検察側は、視察旅行に同行したとされる白須賀貴樹・衆院議員、勝沼栄明・元衆院議員のほか、旅行の誘いを断った上杉謙太郎・衆院議員の証人尋問を求める。旅費負担の経緯など、中国企業側による接待を立証したい考えだ。

 一方、秋元議員は、現金提供があったとされる衆院解散当日に「(贈賄側とされる中国企業の)元顧問と会ってもいない」とし、講演料や旅費は「秘書に任せていた」などとしており、裁判でも現金の受領自体を否認する見通しだ。

 また、共犯者として同時に審理が行われる元政策秘書・豊嶋晃弘被告(42)は、講演料や旅費負担を「秋元議員に報告していない」と主張する。弁護側はこのことからも、秋元議員自身に収賄の認識がまったくなかったと指摘する。

 証人買収事件では、検察側は…

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