南シナ海で自衛隊共同訓練へ インドネシア防衛相と一致

佐藤達弥
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 岸信夫防衛相は28日、インドネシアのプラボウォ国防相と都内で会談した。中国の海洋進出を念頭に一方的な現状変更の試みに反対するメッセージを発し、南シナ海で共同訓練を行うことで一致した。両政府は30日に外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)を開く。

 冒頭で岸氏は「(海警部隊に武器使用を認める)中国海警法によって、関係国の正当な権益を損なうことがあってはならない」と述べた。岸氏によると、両国は自由で開かれた海洋秩序の維持に向けた連携強化で一致。インドネシア軍司令官の訪日や自衛隊艦艇のインドネシア寄港など、防衛交流の進展も確認した。

 インドネシアは中国との経済的な結びつきが強いが、排他的経済水域(EEZ)内の一部海域が中国が独自に設定した「9段線」と一部重なり対立している。プラボウォ氏は冒頭で「日本とインドネシアは法の支配や航行の自由などの原則を尊重する」と述べる一方、「友好的なアプローチをとって対話を重視している」とも語った。(佐藤達弥)