「バトル将棋」、日本eスポーツ公認に プロ棋士も参戦

松永佳伸
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 ゲームソフト会社「シルバースタージャパン」(本社・岐阜市)の将棋ゲームソフト「リアルタイムバトル将棋(R)」が3月、日本eスポーツ連合(JeSU)の公認タイトルになり、eスポーツへの参画が認められた。プロライセンスの発行に向けた大会が4月からスタートし、夏にも「プロe棋士」が初めて誕生する。

 このゲームは、交互に指す将棋とは違い、好きなタイミングで好きな数だけ駒を動かし、一瞬でも早く相手の王将や玉将を取った方が勝ちになる。展開を読む力だけでなく俊敏性が求められる将棋とアクションを融合した盤上の格闘技として人気を集めている。

 eスポーツはオンラインの対戦型ゲームで競うもので、最近は部活動に取り入れる学校もある。同社は昨年10月、JeSUに加盟し、バトル将棋でeスポーツへの参画を目指してきた。JeSUの公認タイトルは12社15タイトルとなり、中部地方の企業では初めて。

 選手は、全国で開かれる認定大会に出場してポイントを獲得。その累積によって「アマe棋士」として10級から三段までの段級認定を受ける。三段でプロe棋士になるためのプロライセンスリーグへの参加権が与えられ、好成績者は「プロe棋士」の四段になることができるという。

 昨年4月、同社に入社した将棋のプロ棋士、星野良生(よしたか)五段=大阪市=も大会に参戦する。星野五段は「一層の研鑽(けんさん)を積み、プロe棋士を目指したい。公認タイトルとしてふさわしいゲームとなるように社員としても努力していきたい」と意気込む。

 同社は、8月にもプロe棋士による初の「タイトル棋戦」を開催し、優勝者には賞金も贈られる。

 山本成辰社長は、県内の高校eスポーツ部に無償提供し、普及と発展を支援することも明らかにした。山本社長は「予想よりも早く公認タイトルが取得でき、信じられない気持ち。バトル将棋を通してeスポーツの発展に貢献していきたい」と話す。(松永佳伸)