【写真まとめ】羽生、鍵山、紀平ら華麗にエキシビション

岩佐友
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 フィギュアスケートの世界選手権は28日、ストックホルムでエキシビションがあり、メダリストらが華麗な舞を披露した。

一夜明け会見で男子3選手が今後の目標

 男子はジャンプの質の違いで明暗が分かれた。28日の一夜明け会見で、日本選手は演技を振り返り、来季への目標も語った。

 17歳の鍵山優真(星槎国際高横浜)はフリーで4回転ジャンプ全3本を成功。トーループではGOE(出来栄え点)3・53点を引き出すなど、加点を重ね、技術点はネーサン・チェン(米)に次ぐ2位。銀メダルに輝いた。1年後の北京五輪の有力なメダル候補にも浮上したが、「もしみんなが完璧な演技をしたら、自分がどこに立てるか」と冷静。今後はループとルッツ、2種類の4回転に取り組むという。

 一方、SP首位の羽生結弦(ANA)は序盤の2種類の4回転や得意のトリプルアクセル(3回転半)の着氷が乱れ、銅メダルだった。「少しのほころびがつながった。少しずつずれただけで、自分の中ではやりきれた感触もある」。改めて強調したのはクワッドアクセル(4回転半)への思い。あと8分の1回転で着氷できるレベルにあるという。「最終目標は五輪での金メダルではなくて、4回転半の成功。その道の上にあれば(五輪も目指す)という感じ」

 宇野昌磨トヨタ自動車)は前半のジャンプにミスが出たが、後半は連続ジャンプなどを成功。SP6位から総合4位に順位を上げた。現地での調整に苦しんだ中で「僕のできるマックスの演技だった」とした上で、「4回転ジャンプの種類を増やしたい」と意欲を示した。

 ジャンプの精度でも難易度でも他を上回ったのが、優勝したネーサン・チェン(米)だ。4回転5本を組み込み、ノーミス。3・94点のGOEがついた冒頭の4回転ルッツを始め、各ジャンプで高い加点をそろえ、SP3位から逆転の3連覇を果たした。

 27日の会見で、五輪に勝つために4回転が何本必要かと問われると、こう答えた。「必ずしもリスクを冒す必要はない。過去に僕は(平昌五輪で合計)8回挑戦して5位だった。大切なのは4回転の本数よりも、自分が跳べるものを追求していくこと」。王者が五輪でも日本勢の大きな壁になるのは間違いない。(岩佐友)

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