聖火リレーで初の「密状態」 栃木、勝俣州和さん目当て

斉藤佑介
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 栃木県足利市であった28日の東京五輪聖火リレーで、観客の「密状態」が発生したと大会組織委員会が同日夜、発表した。リレーはこの日が4日目で、「密状態」が発生したと組織委が認めたのは初めて。担当者は「(密状態は)短時間で、中断するほどの混乱はなかった」としている。今後は、事前の呼びかけ強化を徹底するという。

 組織委によると、市総合運動公園の陸上競技場周辺に、第1走者でタレントの勝俣州和さんを見ようと多くの人が集まった。著名人ランナーの密集回避策として、場内は観客を制限していたが、外のゲート前で密集が起き、その後の市役所近くでも密集が起きた。

 組織委は、密集を「肩が触れあう程度」などと定めており、注意に応じず悪化した場合は中断もあるとしている。今後は事前の呼びかけをさらに強化するほか、出発・到着地点周辺の沿道では、スポンサーグッズの提供を中止することもあるという。

 この日は、聖火を追うように沿道を走る観客もいたとして、担当者は「転倒や接触のおそれがあり、危険なのでやめてほしい」と呼びかけている。(斉藤佑介)