中国製ワクチン、輸入したが未承認続く シンガポール

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シンガポール=西村宏治
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 シンガポール政府が中国のバイオ企業シノバックから購入した新型コロナウイルスのワクチンが、到着から1カ月たっても使われない事態になっている。必要なデータがそろわず、承認に必要な審査が終わらないためだ。政府は安全性と効果が確認されれば使用を認めるとしているが、「評価で妥協はしない」と説明している。

 「23日夜、最初のワクチンが届いた」「疫病対策を強化しようという両国のリーダーの合意を実践した」――。シンガポールの中国大使館が、そんな声明を出したのは2月24日。ワクチンがシンガポールに届いた翌日だった。だが、シンガポール保健省は同日、ワクチンについて「使用の承認はしていない。評価に必要な追加のデータの提出を待っている」などとする声明を出した。

 それから1カ月。今月24日の記者会見で、ガン・キムヨン保健相はシノバックのワクチン20万回分が届いたと明らかにした。だが、いまも「評価のため、健康科学庁がより詳細なデータを求めて議論を続けている」と言う。

 シンガポールでは、昨年12月に米製薬大手ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが共同開発したワクチン、今年2月に米国のバイオ企業モデルナが開発したワクチンが承認され、接種が始まっている。

 両社のワクチンが届いたのは…

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