吉村知事、飲食店でマスク義務化要請か「第4波入った」

久保田侑暉
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 大阪府吉村洋文知事は29日、緊急事態宣言を出す前の措置である「まん延防止等重点措置」の適用を政府に要請する考えを示した上で、適用された場合、飲食店でのマスク着用を義務化したい考えを示した。府庁で記者団の取材に応じた。

 府内では26日以降連続で新規感染者数が300人以上となり、28日には昨年11月24日以来約4カ月ぶりに東京の感染者数を上回った。

 吉村知事は「第4波に入った」との考えを示した上で、数日中に対策本部会議を開き、まん延防止等重点措置の要請を正式に決めると明らかにした。

 「まん延防止等重点措置」は、2月施行の新型コロナ対応の改正特別措置法で新設された。知事が飲食店へ営業時間の短縮を命令し、過料を科すことができるようになる。

 特別措置法の施行令では措置の具体例として、マスクを着用しない人の入場禁止が定められている。罰則は伴わないが、吉村知事は「政令上の義務は、単純な要請とはレベル感が違う。マスク会食の義務化、(マスク非着用者の)入店禁止を明確にしていきたい」と話した。

 これまでは店舗向けの対策が多かった、との認識を示した上で、「利用者にも感染症を抑える協力をおねがいしたい」と話した。

 さらに感染対策として、店内が換気されているかを測るセンサーや、アクリル板の設置を義務化できないか検討するという。補助費用を講じる考えも示した。(久保田侑暉)