第一生命、全額弁済で和解へ 元営業社員の詐取巡る訴訟

高橋豪
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 第一生命保険の元営業社員の女性(89)から金をだまし取られたとして、山口県周南市の女性が元社員と同社を相手取り約800万円の損害賠償を求めた訴訟で、第一生命が被害全額を弁済する和解案を示し、原告側が応じる意向を示した。26日に山口地裁周南支部であった進行協議後、原告の代理人弁護士が明らかにした。

 訴状によると、女性は昨年3月、同社の「上席特別参与」を名乗る元社員から高金利で運用するとうその話を持ちかけられ、1千万円をだまし取られた。その後、同社が1千万円のうち300万円を女性に返却している。

 第一生命によると、元社員は2002~20年に24人から約19億5100万円をだましとった疑いがある。第一生命は取材に対し、「被害者の方々には個別に対応しているので、全体の方針については答えられない」としている。(高橋豪)