トンネルの向こうは桜世界 大津・京都結ぶ琵琶湖疏水

筒井次郎
【動画】琵琶湖疏水の桜=筒井次郎撮影
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 トンネルを抜けると、満開の桜の世界が広がっていた。琵琶湖と京都を結ぶ琵琶湖疏水(そすい)。京都から乗った観光船「びわ湖疏水船」で、大津市内の第1トンネルを抜けた時のことだ。

 第1疏水(11・1キロ)が完成したのは1890(明治23)年。明治維新で東京に遷都され、人口が3分の1減った京都の復興を託された。水力発電で京都に電気がともり、大津は大阪までの水運の拠点になった。

 水運は交通網の発達でなくなったが、2018年に疏水船が就航した。大津(三井寺に近い大津閘門(こうもん))と京都・蹴上(けあげ)(南禅寺に近い旧御所水道ポンプ室)の7・8キロを結ぶ。

 四つのトンネルで歴史をたどり、桜や菜の花に季節を感じる。そんな船旅だ。(筒井次郎)

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 メモ びわ湖疏水船は予約制で1人片道8千円(4月11日までと大型連休)~5千円。申し込みはホームページ(https://biwakososui.kyoto.travel/別ウインドウで開きます)で。JTB京都支店内の事務局(075・365・7768)。