房総半島沖に大量プラごみ 深海底に集積地、潜水艇調査

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神田明美
【動画】房総半島沖の6000メートル近い深海底に大量のプラごみ=海洋研究開発機構提供
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 千葉県房総半島沖の水深6千メートル近い深海底で、大量の使い捨てプラスチックごみ海洋研究開発機構の調査で見つかった。1平方キロあたり平均4561個に上り、レジ袋や1984年製のハンバーグの袋があった。海に流れ出たプラごみの集積地の一つと考えられている。

 海洋機構が30日、海洋汚染に関する英科学誌「マリン・ポリューション・ブレティン」に論文を発表した。プラごみは、世界で年間1千万トンを超える量が海に流出していると推定される。国連環境計画の報告書によると、微細なマイクロプラスチックを含めて表層に44万トンが浮かんでいると推定されているが、ほとんどの海洋プラごみの行方がわかっていない。

 海洋機構は、房総半島沖の海底に注目した。黒潮が東シナ海から北上して日本列島の太平洋側に沿って流れ、渦を巻く地点のため、ごみが沈むと考えられた。2019年8、9月、有人潜水調査船「しんかい6500」で調査した。

 房総半島の約500キロ沖の水深5718~5813メートルの深海底3地点で、1平方キロの範囲で見えるプラごみの個数を数えた。各地点で、それぞれ7021個、2149個、4512個だった。平均4561個で、8割以上が、ポリ袋や食品包装などの使い捨てプラごみだった。84年製造と記されたハンバーグの袋も、印刷のはっきりした状態で見つかった。

 比較のため神奈川県相模湾

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