新型コロナ再拡大が鮮明に 34都府県で感染者数が増加

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阿部彰芳 石塚広志
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 新型コロナウイルスの感染再拡大が鮮明になっている。全国の感染者数を1週間の平均でみると、今月2日に1千人を切ったが、28日時点で1713人に増加。34都府県で前週より増加した。緊急事態宣言の対象となっていた都市部で感染が増えているだけでなく、地方でも急増しているところがある。

 政府は今回の緊急事態宣言の解除にあたり、「必要な対策は政府分科会の指標でステージ2以下になるまで続ける」と決めたが、状況は逆戻りしている。

 緊急事態宣言下で感染者数が落ち着いてきていた関西などでは、感染が再拡大(リバウンド)している。内閣官房がまとめた28日時点の資料によると、感染の状況や医療の逼迫(ひっぱく)具合を示す政府分科会の「6指標」のうち、大阪府は新規感染者数やその前週比など五つがステージ3(感染急増)以上。療養者数は、緊急事態宣言が検討される段階のステージ4(感染爆発)だ。東京都も四つの指標でステージ3にある。

 一方、これまで感染者が少なかった東北や四国でも急速な増加がみられる。宮城県沖縄県の感染者数はステージ4に達し、山形県もステージ3だ。飲食店でクラスター(感染者集団)が発生するなどしている。

 順調に下がってきた病床使用率も、悪化の兆しが見える。28日時点の内閣官房の資料によると、千葉県愛知県大阪府などで病床使用率が上がり、変異株の検出が相次ぐ兵庫県ではステージ4の54%に達している。

 全国の感染者数は、政府分科会がステージ3相当の地域に強い対策を求めた昨年11月20日とほぼ同じ水準だ。ただ当時、東京都大阪府では飲食店などに時短営業の要請はしていなかった。現在は、午後9時までの時短要請を続けている中での感染拡大という違いがある。(阿部彰芳)

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