【動画】深海の珍客「オロシザメ」見参=岡田和彦撮影
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 世界的に発見例が少なく珍しい深海魚のオロシザメが捕獲され一時、静岡県沼津市のあわしまマリンパークで展示された。生きた姿を見られる大変貴重な機会だったが、次第に弱り20日に死んだ。

 11日午前、久能山沖の駿河湾で操業中の深海底引き漁船が水深250メートルで捕獲した。マリンパークの水族館水槽で12日から公開した。

 体長は50センチ。体色は暗褐色で、名前の通り下ろし金のような鋭いトゲが全身を覆っている。水族館では、水温を13度に設定、照明を落として深海の環境に近づける工夫をした。

 オロシザメは水槽の中をゆったりと泳ぎ、時折光を反射する緑がかった目や大きな鼻、丸く小さな口を見ることができた。生態は分かっておらず、何を食べるのかも不明。水族館では魚のすり身などを与えて様子を観察していた。

 飼育課魚類担当の正木晴也さん(25)は「生きた姿を見ることができて大変貴重な体験をさせてもらった」と話した。(岡田和彦)

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