米朝首脳会談の可能性否定 米報道官「別のアプローチ」

ワシントン=大島隆
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 サキ米大統領報道官は29日の会見で、バイデン大統領が北朝鮮金正恩(キムジョンウン)総書記との会談を模索する可能性について「大統領のアプローチは異なるもので、そのような意図はない」と述べ、会談の可能性を否定した。

 バイデン政権は対北朝鮮政策の見直し作業を進めており、日韓両国とも協議をしたうえで、近く新たな政策を策定する。バイデン氏は25日の記者会見で「私は何らかの形の外交を準備している。ただし最終結果が非核化であることが条件だ」と述べていた。

 トランプ政権では、トランプ大統領が金氏と3度にわたって会談。北朝鮮核兵器長距離弾道ミサイルの実験を停止したが、非核化に向けた交渉は進展しなかった。

 また、ブリンケン国務長官は29日の会見で、北朝鮮の短距離弾道ミサイル発射について「北朝鮮の不法な核や弾道ミサイル計画は国際社会の平和と安全にとって深刻な脅威だ」と改めて非難。そのうえで「日米韓はこうした挑発に立ち向かい、非核化を推進するために結束している」と述べ、日韓両国と協調して対処する姿勢を強調した。(ワシントン=大島隆