アンリ、SNSやめた「有毒すぎる」 欧州で支持広がる

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ロンドン=遠田寛生
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 フランス・サッカーの元点取り屋が動いた。26日のことだ。

 「やあ、みんな。あす(27日)の朝をもって、全てのSNSから身をひくことにした」

 そう発信したのは、ティエリ・アンリ氏だ。

 現役時代はイングランドプレミアリーグアーセナルや、スペイン1部のバルセロナなどで活躍したFW。フランス代表では歴代最多51ゴールを挙げ、1998年には地元で開催されたワールドカップ(W杯)優勝に貢献している。

 現役時代から人気があり、今も注目度は高い。SNSは近況報告などで使ってきた。ロイター通信によると、アンリ氏のツイッターフェイスブックインスタグラムには計約1500万人ものフォロワーがいたという。

 だが、もう我慢できなかった。オンライン上で止まらない誹謗(ひぼう)中傷だ。現役の選手だけでなく、時には自身にも向けられる。

 「膨大な量の差別やいじめ、かつ個人を精神的に苦しめる結果は、見過ごすには有毒すぎる。一定の説明責任があるべきだ。アカウントを作るのはとても簡単すぎて、何を被ることもなく、匿名のまま人を傷つけたり苦しめたりに使われている」

 SNS各社に著作権の侵害と同じような厳しい対応を要望した上で、自身が登録していた全アカウントを削除した。改善が見られ「安全」と判断できるまで復帰はしないと宣言した。

 アンリ氏の言葉はサッカー界で広がり始めている。

 イングランド代表のギャレス…

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