第4回「19歳母、ご飯ない」だった彼女は今 伝えていく感謝

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中塚久美子
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支援として送られてきた赤ちゃん用せんべいを食べる男児=2020年12月4日午後3時32分、大阪府内、中塚久美子撮影
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 昨年10月18日の記事「19歳ひとり親 『ご飯ない』と検索」で紹介した大阪のシングルマザーについて、改めて今年2月1~5日、記事掲載後の出来事を夕刊連載「現場へ! 19歳シングルマザーとその後」で伝えた。たくさんの物資や現金、励ましの手紙が届いたからだ。

 「支援」とは何なのか。考えを巡らせる中、私(記者)は、ある1人の女性を思い出した。もう一度会って話を聞きたいと、大阪から車を走らせた。

 名神高速道路の竜王IC(滋賀県竜王町)で降り、しばらく田園風景が続いた先に女性の職場がある。

 滋賀県湖南市にある「大槻シール印刷」工場。菊池麗紋(れもん)さん(24)は、ウィンドブレーカー姿で黙々と印刷素材を機械にセットしていた。

 菊池さんに初めて会ったのは3年前、この工場内でだった。菊池さんに新しい命が宿り、間もなく出産、というタイミングだった。

 菊池さんは母子家庭で育った。中学1年の時に母親を亡くし、京都市内の児童養護施設で暮らした。

最後には、19歳母の現在に迫ります。デコボコ道はまだ続いているそうです。

 おなかの中の赤ちゃんの父親…

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連載「ご飯ない」から始まった(全4回)

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