100年の青春見届けた桜 コロナの春を越えて

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細川卓
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桜ものがたり2021

 奈良・郡山高校の「桜花グラウンド」は、名前の通り桜の木々が周囲を彩る。大正時代に苗が植えられて以来、100年近く高校生の青春を見届けてきた。

 約35年前、野球部のマネジャーだった後藤恵美さんは、甲子園を目指して練習する球児を見ながら、重たいやかんを何度も運んだ。見上げると、桜が厳しい練習に寄り添い、背中を押してくれるように感じた。

 しかし昨春、グラウンドは静まりかえった。

 野球部の主将だった土井翔太…

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