191針の傷「後悔ない」館山昌平からマー君への質問 

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聞き手・今直也
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 ヤクルトの投手として17年間で通算85勝をあげた館山昌平さん(40)は、「松坂世代」の一人だ。引退までに9度の手術を受け、そのたびに復活した。昨年から楽天の2軍投手コーチを務めるが、けがに苦しんできたからこそ、大リーグから8年ぶりに楽天に復帰した田中将大投手に聞きたいことがあるという。

たてやま・しょうへい 1981年生まれ。2003年にドラフト3巡目でヤクルトに入団。09年最多勝、15年カムバック賞。19年に引退。

 ――右腕や肩は、傷だらけですね。

 「表面上の線路みたいなやつだけ数えると191針とかあるけど、中も糸がいっぱい入っていたりとかえげつないことになっているんで。数字として面白いから言っているだけで、そんなたいしたことじゃないんです」

 ――191針には、引退の5日後に受けた10度目の手術の痕も含まれます。

 「右ひじを手術したのですが、今までのリハビリがうまくいったのかということを確かめたかったのと、自分が闘ってきたひじが、全部クリアだったという証明をしたいなと思ったんですよ」

 ――どういうことですか。

 「自分がけがに負けてやめたわけではなく、ほかの選手と同じように、成績が出なくてやめたんだよということを証明したかったんです」

9回の手術後、すべて復活

 ――独特の美学ですね。

 「9回の手術はすべて、ちゃんと(球速)150キロ以上のパフォーマンスを出すところまで戻せました。成績を残せなかったのは自分のせいですけど、手術から復活し、戦うところまでもってこられました。そこは声を大にして言いたいところです」

 ――開幕2戦目に先発する予定だった田中投手が、右足ふくらはぎを痛めて1軍登録を抹消されました。自身の経験から、田中投手にアドバイスしたいことはありますか。

 「逆に聞いてみたいことの方…

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