4月のワクチン接種は地域活動する高齢者から 福岡市長

神野勇人
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 福岡市の高島宗一郎市長は30日の記者会見で、新型コロナウイルスワクチンの流通量が少ない4月中の高齢者向け接種について、対象を市が選ぶ「地域活動・福祉活動をしている市民」とする方針を明らかにした。

 高島氏によると、4月中に市に配分されるワクチンは約1万800回分の見通し。優先接種の対象となる高齢者は約34万人いるため、予約を受け付ける接種券の配布について、高島氏は「倍率は34倍になる。全員がすぐ申し込めば混乱しかない」として困難との見方を示した。

 その上で4月中の接種について「地域活動・福祉活動をされているような皆さんに、福岡市からお声がけをさせていただく」と述べ、対象者を市が選ぶ方針を示した。具体的な選出方法は4月上旬に発表する。

 国は重症化しやすい高齢者への接種を最優先に位置づける。市は、65歳以上であれば誰を対象にしても問題はないと説明している。

 高齢者への接種券の配布は、ワクチンが広く流通する見通しの5月をめどに始める予定。(神野勇人)