谷亮子さん支えた三浦照幸さん、58年全うした教員生活

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編集委員・安藤嘉浩
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 80歳の今でも背筋がピンと伸び、厳しい視線を畳に向ける。三浦照幸さんは教員生活の傍ら、柔道界に尽くしてきた。「ヤワラちゃん」こと谷亮子さん(45)の全盛期を支え、ハワイでの柔道普及にも力を入れた。そんな三浦さんは3月、通算58年間に及ぶ教員生活にピリオドを打った。

 三重県立伊勢高で柔道に打ち込み、日本体育大を卒業後、1963年に立教高校(現立教新座高=埼玉県新座市)教員になった。同校では、長嶋一茂さん(55)のクラス担任をしたこともあったという。現在は八段の段位を持つ。

 大学時代に卒論のための研究で、「嘉納治五郎師範の教えとオリンピズムに共通点を感じた」。76年モントリオール五輪で、日体大の選手を応援で現地観戦すると、「オリンピックに魅せられた」という。それ以来、ボーナスをためて現地で観戦するようになった。

 1996年アトランタ五輪も現地で観戦した。「負けてしまって、ごめんなさい」。2度目の五輪も銀メダルに終わり、谷(当時は旧姓・田村)亮子さんが柔道選手団の打ち上げで涙ながらに頭を下げた。

 そんな姿を見て「この子の力…

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