レクサス、電動車販売50%超へ加速 2025年に

千葉卓朗
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 トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」は30日、電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など電動車の販売比率を2025年に50%超に高める、との目標を発表した。新型や改良型を10車種以上投入し、電動化の動きを加速させる。

 レクサスは昨年、ブランド初のEV「UX300e」を日本、欧州、中国などで発売。現在、市場を限定せず世界各地で売るEVの開発を進めている。この日発表したオンライン説明資料では、EVの新しい試作車を公開した。フル充電での航続距離は国際的な測定方法「WLTCモード」で600キロと、現在のEVではトップ水準の性能で、こうした技術を新型車や改良車に今後活用するという。

 レクサス車は世界約90の国と地域で販売され、20年の年間販売台数は約71万9千台。このうちHVなど電動車は約3割だった。世界各国で「脱炭素」の動きが広がり、自動車メーカー各社の電動車開発が加速するなか、レクサスは25年までに10車種以上の新たな電動車を投入し、ガソリン車を上回る販売比率50%超を目指す。

 24年3月には、愛知県豊田市岡崎市にまたがるトヨタの研究開発施設内に、レクサスの新たな事業拠点を開設し、開発やデザイン、生産技術、企画のメンバーを集める。施設内には多種多様な走行環境を再現した「下山テストコース」があり、「走らせては直す」という車づくりが実現できるという。(千葉卓朗)